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絵と図で解く算数 ご家庭でできる算数成績アップ法
問題を読んであげる、つまり設問の解釈をしてあげると問題を解ける子がいます。この症状は、特に図形の問 題で多いのですが、4・5年生では、文章題でも起こることがあります。その原因は、算数=計算と思い込んでいることにあることが多いようです。
対処法
文章題の場合、まず問題を音読させます。次に、問題で書かれている内容について、読み取ったイメージを絵で描かせてみてください。然程、リアルなものでもなくて良いのですが、それなりに状況が読み取れるものでなければなりません。
例題
長さ120mの列車が、380mのトンネルを通過するのに、20秒かかりました。この列車の秒速を求めなさい。
図形の問題の場合、特に図形に関する指示(正方形・正三角形・平行四辺形・直角二等辺三角形など特殊な図形であることを明示している内容)にはアンダーラインを引かせてください。また、立体図形の場合は見取り図を展開図や投影図に描き直して考えていく習慣をつけていきましょう。さらに、面積が関連する問題では、等積変形や相似形を使うことも念頭に置いておくと良いでしょう。
例題(5年生夏期〜6年生前期レベル)
下の立方体の頂点Aから頂点Bまでを糸でつなぎました。糸の長さが最も短いとき、その長さは12pだったそうです。この立方体の表面積を求めなさい。