お問い合わせは平日9:00〜20:0003-5620-3853
漢字の書き取り ご家庭でできる国語成績アップ法
ステップ1 漢字練習の段階
国語では漢字の学習が欠かせません。そこで、学年配当漢字1006字の形を知るために漢字練習をすることになるでしょう。これは非常に良いことです。しかし、熟語まで漢字練習をするのは考えものです。この手の学習を続けていると、文脈上当てはまるわけがない漢字を書いて、平然としている子になってしまいます。1006字の形をある程度学習できたら、次のステップへと速やかに移行しましょう。
ステップ2 漢字の意味を学習する段階
1006字の形をある程度覚えていることが前提となります。この時期には「同訓異義語」・「同音異義語」の学習と「漢字の組み立て」の学習を中心に進めていきます。意味を考えながら学習を進めるための意識付けを行って、国語の成績アップに繋げていきましょう。
ステップ3 文脈から漢字を類推したり、漢字から意味を類推したりする段階
この時期には間違えた漢字を何度も書くことは、ほとんど必要ありません。国語の成績アップのためには読解上必要となる語彙の学習の一環として捉えていきましょう。
具体例
1 AとBが裁判でコクビャクを争った。
コクビャクとは善悪のことであろうと見当をつける。
善=白、悪=黒の類推から「黒白」となる。
2 株式会社の発起人になる。
発=おこす、起=おこす、人の類推から、
物事を始めた人であろうと見当をつける。
ここに挙げたような学習を地道にしていくことで国語の成績アップを図る礎が築かれていきます。決して派手なものではありませんが、着実に効果を得られますので途中で投げ出したりせずに続けてください。